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カテゴリ:痛み( 52 )

痒みのメカニズム、意外な正体が判明

ナショナルジオグラフィックからの引用記事です。

なぜわれわれは痒(かゆ)みを感じるのか? それは科学の大きな謎だ。

 マウスを使った研究によって、痒みの感覚を引き起こす“犯人”が見つかった可能性がある。心臓で用いられている分子が脊髄にメッセージを送る役割も担っており、これを受けた脊髄がおなじみの皮膚がムズムズする感覚を生み出しているという。

 従来、痒みは弱い痛みと考えられていたが、この研究結果によって痛みとは別の現象であり、「独自の回線で脳に伝わる」ことが明らかになったと、研究共著者でメリーランド州ベセスダにある米国立歯科・頭蓋顔面研究所(NIDCR)の分子遺伝学者マーク・フーン(Mark Hoon)氏は声明の中で述べている。

 マウスとヒトは生物学的に似ているため、人間もこれと同じ回路を持っているのではないかと研究チームは考えている。

 また、今回の研究をきっかけに、分子が痒みを引き起こすのを阻止する方法が見つかる可能性もある。特に湿疹や乾癬などで慢性的な痒みに苦しむ多くの人々にとって、人生を変える治療法になるかもしれない。

「痒みは痛み以上に治療を必要とする深刻な症状として認められつつある」と、カリフォルニア大学デービス校の神経生物学者で痒みを研究するアール・カーステンズ(Earl Carstens)氏は話す。カーステンズ氏は今回の研究には参加していない。

 痒みがあまりにひどく、頭蓋骨をかき貫いて脳まで達してしまった女性の例もあるとカーステンズ氏は言う。「痛みに比べ、われわれは痒みのことをあまりに知らない。今回の研究は痒みの基本メカニズムに関する知見を増やしてくれる」。

◆痒みの源に迫る

 痒みを引き起こすのは、B型ナトリウム利尿ペプチド(NPPB)という心臓から分泌される分子で、腎臓が排泄するナトリウム量を調節することで血圧を制御するはたらきが知られている。

 チームがNPPBを研究することに決めたのは、痒みを感じる細胞から適切な分子を見つけ出す過程で、NPPBが有力候補として浮上したためだ。

 しかし、それにはまずNPPBが脳に痒みを感じさせる神経伝達物質として作用していることを突きとめなければならなかった。

 そこでチームはマウスの皮膚にNPPBを注入したが、何も起こらなかった。ところがNPPBを脊髄が他の神経と連絡する部位に注入したところ、マウスは体をかき始めた。痒みの発生を示す何よりの指標だ。

 続いてチームは、NPPBをもたないマウスを遺伝子操作で作りだした。痒みの原因となる複数の化合物にさらしたところ、マウスは全く体をかかず、「これだとわかった」とフーン氏は述べる。NPPBをもたないマウスは痒みを感じることがなかった。

 痒みの感覚それ自体は、おそらくわれわれを疾患から守るために進化したものだとフーン氏は述べる。「痒みというと、あの皮膚を伝わるいやな感覚を思い浮かべるかもしれないが、痒みはわれわれを守り、皮膚についた刺激物を害になる前に取り除くための手段だ」。

◆2つの役割を兼ねる分子

 カリフォルニア大学デービス校のカーステンズ氏は、痒みとは縁遠い役割を担うNPPBが痒みを引き起こしているとは「思ってもみなかった」と話す。

 研究を手がけたフーン氏も、「この分子が心臓から分泌されているというのが実に奇妙」だと述べる。

 しかし、われわれの体はきわめて効率的にできており、NPPBのように特定部分に複数の仕事をさせる方法を見出すこともよくあると両氏は指摘する。

 フーン氏はこれを「生物学的なカセットテープ」にたとえる。体の異なる器官で「再生する」と異なる反応を示すからだ。今回はたまたま痒みを引き起こす分子が見つかっただけで、われわれの体には2つの仕事をこなす分子がほかにも存在するのではないかとフーン氏は考えている。

 今回の研究は「Science」誌5月24日号に発表された


痒みも痛みと同様に、生命維持のための防御反応なんですね。

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by naguradou | 2013-05-28 15:17 | 痛み

読書療法も一つの選択肢

読書を療法的に用いることは、古代から行われてきました。古代ギリシャの図書館のドアには、「魂の癒しの場所」と記されていたといいます。読書療法(ビブリオセラピー)として注目されるようになったのは、1930年代のアメリカのメニンガー(メニンジャー)兄弟(William C. Menninger、Karl A. Menninger)の研究がきっかけでした。兄のカール・メニンガーの著書『The Human Mind(人間の心)』がメンタルヘルスの問題に対応する手段として読者に活用されていることに着目し、読書が与える影響を研究、発表したのです。そして軽度のノイローゼやアルコール中毒等のメンタルヘルス上の問題を抱えた人たちへの支援ツールとして読書療法が提唱され、広範に活用されるようになりました。カウンセラーや心理学者、精神科医、教育者によって利用されるほか、近年はソーシャルワーカーにも利用が拡大しています。
日本読書療法学会のホームページから引用させていただきました。

慢性的な痛みを抱えておられる方には大変おすすめな治療法です。

世の中に溢れかえる間違った痛みの概念や知人などからの間違ったアドバイスを一度忘れて、痛みの生理学に基づいた正しい知識を読書によって獲得していきます。

1人で読むのも良いですし、同じ痛みを共有する方と一緒に読まれても効果があります。

痛みのどん底から生還された方の体験記などを読むと、まだまだ諦めないという勇気も貰えます。

一日に例え10分でも本を読んでみて、もし痛みが出てきたら頭の中で正しい痛みのメカニズムを思い出してみる。

こういった積み重ねが痛みから解放される手助けになります。

当院でも様々な本をご用意させていただいております。

ご興味のある方には貸出をしておりますので、お気軽にお声をおかけください。

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by naguradou | 2013-05-22 08:06 | 痛み

過信にはご注意を

ウォールマート168店舗の13,873名を対象にした6ヶ月間におよぶ世界最大規模の前向きコホート研究によると、腰サポートベルトは資材運搬従事者の腰痛発症率も腰痛による労災件数も減少させないことが明らかとなった。http://t.co/ZIdpiuh5e5

TMSジャパンのmixiつぶやきから引用させていただきました。

巷には磁石入りとかゲルマニウムが練りこんであるとかテーピング理論に基づいたとか・・・etc

いろいろと付加価値をつけてコルセットやらサポーターが売られていますが、あくまで衣服の一部と考えるべきではないでしょうか?

当院でもごく稀に「コルセットしてたけどぜんぜん痛みが取れない」「サポーターしてるけど膝が良くならない」と言って受診される方がありますが、何でコルセットやサポーターをしただけで痛みが取れると思われたのか?と頭をかしげることもあります。

初期の痛みにおいて効果的な場合もありますが、過信しすぎると治癒を遷延させる場合がありますので早期の治療が必要です。
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by naguradou | 2013-05-17 08:39 | 痛み

目に見えない場所はすごく曖昧

先日、来院された患者さんは腰が痛くて歩くのもままならないとご家族に抱えられて来られました。

よくよく触察していきますと腰の筋肉には悪いところはありませんでしたが、お尻の筋肉を触っていくと「あ~そこそこ!」ポイントが多数見受けられました。

患者さん自身も「腰が悪いと思ってたのに、触っていただいたらやっぱりお尻が痛い」と仰ってました。

この場合お尻の筋肉の関連痛も考えられますが、人間の脳は首、背中、腰、お尻、口の中など自分の目で見えない物は認知しにくく、とても曖昧になってしまいます。

歯が痛くなり、歯科医師に歯をコンコンと叩かれて初めてどこの歯が虫歯なのかが分かるといったのも良い例ですね。

この他にも右にある物と左にある物では左にある物のほうが認知され易いなど、人間の脳は複雑そうで単純みたいです。

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by naguradou | 2013-05-11 08:06 | 痛み

「ムカつく」「許せない」解消5つのコツ

こころと痛みは切っても切れない、持ちつ持たれつの関係にあります。

こころが関与しない痛みは皆無といっても過言ではありません。(ケガは除きます)

そんなこころの働きのなかでも、「怒り」「不安」などのマイナスの感情は痛みと密接に関与します。

マイナスの感情は交感神経を興奮させます。交感神経の興奮は毛細血管を収縮させ、心拍数と血圧は上昇し呼吸が荒くなり、手のひらや足の裏に発汗がみられ、いわゆる「戦闘態勢」をつくりだしてしまいます。

この状態が四六時中続くわけですから、体調を崩したり痛みを拗らせてしまうのも納得できます。

エキサイトのトップページにマイナス感情を解消するコツというのがありましたので紹介させていただきます。

◆しばらく考えない。時間が過ぎるのを待つ

◆理想と期待を捨て、「現実はこんなもの」と諦める

◆「相手にしてもらった事」も考えてみる

◆「見方」を変えてみる

◆想像でメールのやりとりをする


記事全文はこちらからどうぞ⇒http://www.excite.co.jp/News/laurier/column/E1367302897908.html?_p=1
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by naguradou | 2013-05-07 08:42 | 痛み

完璧主義を捨てる

私が購読しております肉体改造研究所のメルマガに興味深い記事がありましたので紹介させていただきます。

■第8回目:完全主義を捨てる
です。

人はやる気を持って何かをしている時ほど、
自分のやっていることにこだわるものだと思います。

例えば、楽しみにしていた映画を見るなら、
「途中からでもいいや」とは思わないでしょう。

トレーディングカードを集めるにしても、
「全種類持っている」と「数枚足りない」
では気分に大きな差があります。

可能な限り「完璧」を目指そうとすることは、
やる気や情熱の現れと言えるかもしれません。

そして、そのやる気や情熱は、
肉体改造をする時にもきっと役立つでしょう。

ただし・・・

「完全を目指して努力する」事と、
「完全でなくては意味が無い」と考えることは違います。

そして100%達成しないと満足できない人、
いわゆる完全主義者の考え方は邪魔になる事が多いのです。

例えばダイエットをしていて、一日だけ食べ過ぎてしまった時に
「ああ!また我慢できなかった!ダイエット失敗だ!」
と考えてしまうようでは、挫折を繰り返すだけでしょう。

筋トレをしようと思っているのに残業が続いて
「これじゃ、予定してるメニューをこなせない・・・」
と諦めてしまうのも、あまりにもったいない話です。

肉体改造の本来の目的は、
失敗しないことでも予定を完璧にこなすことでもありません。

それなら、仮に食べ過ぎた日があったとしても、
「また今度、改めてダイエット計画を立てよう。」
なんて思わずに、
「今からまた食事に気をつけよう!」
と考えるべきでしょう。

実際のところ、1回・1日という限られた期間の中で
増える脂肪の量には限界があるので、
一時的な食べ過ぎの影響は長く続きません。

時間がなくていつもの筋トレのメニューがこなせないなら、
せめて半分だけ、それが無理なら1種目だけでもやっておけば
筋肉が維持しやすくなります。

100点を取れないなら95点、それがダメなら90点、
1位になれないなら2位、それも無理なら3位を目指す。
それがベストを尽くすということでしょう。

それを、
「100点じゃないと意味が無い。」
「2位以下ならビリと同じ。」
という考え方をしているようでは、ちょっとつまずいたり
転んだ途端に走ることの意味を見失ってしまいます。

だから、もしも稲川さんが「完全主義」のせいで
努力することをやめてしまっているとしたら、
今すぐに再開することをおすすめします。

時間が経てば経つほど、以前の努力の効果は
薄れていってしまうのですから・・・


これはトレーニングをしている人だけではなく、慢性的な痛みを抱えていらっしゃる方にも同じことが言えます。

「私は~でなければならない」、「0か100か」などの考え方が痛みを手放せない1つの原因になっている可能性があるからです。

「私は~でなければならない」を「私は~だったらいいなぁ」にしたり、「0か100か」を「50でもまぁ良いかぁ」にするだけでもその後の思考や行動が少し変わってきます。

しかし、長年培った考え方や心構えは容易に変えられるものではありませんので、思考訓練などと難しく考えず、1日に数回でも上記のように置き換えて考えてみてはいかがでしょうか?
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by naguradou | 2013-04-26 15:28 | 痛み

京都新聞より


痛みの不快感抑制、ラットで成功
北大院教授ら研究グループ

 北海道大大学院の南雅文教授(薬理学)らのグループは、脳内で分泌されるペプチド(アミノ酸化合物)の働きを利用し、痛みによる不快感を抑えることにラットの実験で成功したと、3日付の米神経科学誌電子版に発表した。不快感を生んでいる脳内の「不快神経」の場所も突き止めた。

 南教授は「痛みによる不快感が引き金になることもあるうつ病の治療や、がん患者の痛みの緩和に応用できる可能性もある」と話している。

 南教授によると、実験では、ラットが不快な経験をした場所には近づかなくなる習性を利用。脳内で分泌される2種類のペプチドの働きを抑えたり促進したりして、効果を確認した。(共同通信)

【2013年04月03日 06時10分】


これからの研究報告が待ち望まれます。
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by naguradou | 2013-04-03 07:56 | 痛み

何もしていないのに痛くなった

患者さんとお話しをさせていただくと、皆さん一様に「何もしていないのに痛くなった」と仰います。

極論かもしれませんが、逆を返せば「何もしていないから痛くなった」のではないでしょうか?

特に高齢者は日常の活動量が低くなるために全身の血行も悪くなりやすいです。

血流の低下は発痛物質を蓄積させて、痛みを感じるセンサーを刺激してしまいます。

血流を低下させる要因としては不自然な姿勢×使いすぎ×けが×ストレス×疲れ×冷え×etc・・・などのさまざまな要因が複雑に絡み合いトリーガーポイントを活性化させます。

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by naguradou | 2013-03-29 08:18 | 痛み

痛みは心だけの問題?

皆さんは病院や医院を受診した際に、画像診断の結果に異常が認められないと「心因性の痛みですね~」や「ストレスが原因ですから、心療内科へ行ってください」などと言われた経験がありませんか?

身体の痛みは器質的要因(不自然な姿勢、使いすぎ、ケガなど)と機能的要因(精神的ストレス、身体的疲労、冷えなど)が複雑に絡み合い、血流を低下させてトリガーポイントを発生させます。
ですから上記の診断は半分本当で半分ウソということになります。

痛みを語るうえで情動系(心の問題)は無視できませんので日頃ストレスは感じないという方も、潜在意識下では強くストレスを感じている可能性があり、痛みの一端を担いでいる可能性があります。

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by naguradou | 2013-03-22 11:20 | 痛み

あっぱれ~~!!

先日、3月10日に行われた京都マラソンに参加された方が受診されました。

両足のかかとの痛みと全身が筋肉痛で歩くのもままならい状態です。

お話をお伺いすると、なにかスポーツを始めようと京都マラソンに応募したところ、見事に当選し準備期間はわずか3か月で週に1回ほど練習されていたようです。

しかも初フルマラソンで見事完走されました。

途中、雨や風や寒さで何度もリタイヤを考えられたそうですが、完走率95%というのが頭をよぎり制限時間の3分前にゴールされたようです。

ほんとうに、あっぱれ~~!!ですね。

皆さんも一度や二度はご経験があると思われる「筋肉痛」ですが詳しくは「遅発性筋痛」といわれています。

不慣れな激しい運動(伸張性の筋収縮)で太ももの前やふくらはぎの筋肉を多用する下り坂で多発し、運動後1日~2日で症状が出始めて、約1週間で消失します。
年齢が高ければ症状の出始めが遅いと言われていますが、相関関係は不明です。

これから暖かい季節を迎えますが、みなさん無理の無いように腹6~8分でスポーツを楽しんでください。

特に慢性的な痛みを持っていらっしゃる方は、まずは近所の散歩からでも始められてはいかがでしょうか?

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by naguradou | 2013-03-13 08:10 | 痛み
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名倉堂接骨院を愛してくださるファンのみなさまへ・・・


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